nankyou’s blog

ナンキョウブログ

主に発達心理学について書きます。

弟・妹ができるとなぜ盗みをするのか

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※大学の講義で受けた非行についての話です。

 

子どもの非行行動については2つに分ける事が出来ます。
1つ目は「盗み」
2つ目は「暴力」です。

 

今日は1つ目の盗みについての話です。


結論から言うと、子どもが非行行動として「盗み」をするのは母性愛の不足、

つまり母親からの愛情が低下した時に起こります。

 

弟・妹さんが出来るとお母さんは大変です。当然の事として赤ちゃんの面倒を見る必要があります。大人の私たちは理解する事が出来るでしょう。

 

しかしまだ成熟していない子どもについては、弟・妹は突然自分が独占していた親の愛情に割り込んできた存在です。親の愛情は既得権益であり核心的利益です。

絶対に譲ることなど出来ません。

 

織田信長は弟を殺していますが、彼らのように「母親が弟を溺愛した場合」その憎しみは「殺意」にまで発展してしまう場合があります。
たとえ弟の方が可愛くても長男を1番大切にしないと、兄は弟をいじめ、兄弟関係は悪くなります。

 

次男であれば、長男より大切にされなくても耐える事ができます。

しかし長男は耐える事ができません。

そしてそれは非行行動という形で表出する事になります。

 

非行行動による盗みにはその後の特有の行動があります。
それは「お金を友達に配る」「お金で友達に何かを買おうとする」
つまり誰かの愛情をお金で買おうとするような行動に出るのです。

 

もし2人目のお子さんが出来た方が周りにいらっしゃったら

是非ともこの話をしてあげて下さい。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。